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岡村孝子さんと、大沢孝子さん。
どちらも大好きな作詞家です。
お二人は共通する作品も、多岐にわたっている。
そのひとつが、この2作品ずつです。
岡村孝子さんの1983年の『届かない心』と、
1985年の『ピエロ』のあいだはわずか2年。
当時の『ピエロ』の入ったアルバム『夢の樹』を手にした時、
この『ピエロ』には少しの驚きと興醒めした事があった。
軽快なメロディーではあるが、
詞は少しばかり背伸びした『大人の女性』を唄った物。
えっっ、これって孝子さんの作品?と思ったものでした。
でも当時は今以上に『孝子さん命』でしたから、
これも含め孝子さんなんだと思うようにしました。
女性ってわずか2年で、
こうも精神年齢や考え方に、変化が有るものなのか、と。
同様に大沢孝子さん。
37作品(うち3作品は不明)を蒐集するうち、
大沢孝子さんがお二人存在しているのではないだろうかと、思ったくらいです。
わずか2年の期間に『少女少女』した作品と、『大人の女性』を唄った作品。
あまりにもその作品に出て来る女性に、違いが有りすぎる。
いやいや女性って2年もすれば、変わるものだとの意見も有るでしょう。
でもこの作品のように、一年の間で全く雰囲気の違う女性を、
書き表わせるものなんでしょうか。
またそれだけの『実力』『創作能力』が有りながら、
その後、全く創作活動された形跡がない。
『気になるアイツ』は1984年9月5日発売。
(雨・ア・ガ・リ)
『浮かれてシリアスナイト』は1984年11月24日発売。
(TOSHI 10R NEW YORK)
同じ年に発売されてはいるものの、全く印象が違う。
全く別人が記したのか、とも思いたくなる。
いくら歌手にあわせての提供作品とはいえ、
ここまで違う作品を書けるものだろうか。
それに比べ他人とは思えない『届かない心』と『気になるアイツ』。
『ピエロ』と『浮かれてシリアスナイト』。
この4作品以外にも、詞だけ読んでいて、
『岡村孝子さん』らしくない(勝手にそう思う)作品があったり、
大沢孝子さんの創作の幅の広さには驚くのである。
大沢孝子さんの創作時期は、わずか2年。
その2年間に彼女の創作活動にいったい何が有って、
完全に姿を消した、という表現がピッタリなのは、
どういう経緯が有って、その後どうされていらっしゃるのでしょうか?
2年間というあまりにも短すぎる期間に、
『全て燃え尽くした』という感じの『休止?』。
通常作詞家とて2年間で、37作品を創作するというのは、
可能なんでしょうか。
いずれにしろ、未だに大沢孝子さんの、全容をつかめないのです。
届かない心(PS あなたへ) | 気になるアイツ(高部知子) |
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少し開いた窓ガラス わざとわがまま言ったのは あなたの心 はなれてゆく |
あいつからの手紙を そっとあなたに 小さな「愛」という字を
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ピエロ(夢の樹) | 浮かれてシリアスナイト(田原俊彦) |
見違えるほど 男の好む女のタイプなんて 昨日誰かの家の前まで |
白い背中 誘惑のドレス テーブル越しに グラスあけて やさしい嘘 熱い吐息 ぼくがいることわすれないで わりと素直だね 裸足の淑女 危険な恋は もう飽きたのと 抱き寄せれば くずれそうに 踊りつづけて いたいけれど その手にのるなよ はめをはずして
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