『ガラス色の愛』 大沢孝子作品蒐集顛末記-11

　　　 釈然としないまま、『東京のカサノバ』を、
管理している現在のレコード会社(言い方が古いね(^^ゞ)へ電話する。
今回は著作権を管理する部署への指定電話である。
何度もアクセスナンバーを押し、やっと目的の部署へ。
要件を伝えるとやはり残る2名の許諾は必要だとの事。
なんとか藁をも掴みたい心境だったけれど、当然の回答かもしれない。
他に歌詞を知る方法は?と伝えると、
『閲覧』という方法があるのでは?との言葉が、、。
えっ!
自分の耳を疑った。
事前に国会図書館に『現物』が有るとの事は伝えてあった。
一部しか複写できないとの趣旨を伝えると、
『筆記による複写』は出来る筈だとの信じられない内容が告げられた。
『地獄で仏』である。
とは言っても、『筆記による全体複写』は『調査研究』に限定されている。
趣味、娯楽の類で可能なんだろうか。
自分では『大沢孝子さんの調査研究』と考えてても、
第三者的には『趣味娯楽』の類だろうし、この時までそう考えていた。
詳細は国会図書館で訊くように、との念押しをされたものの、
再び灯りが見えて来たのであった。